外壁塗装の耐用年数は使用されている塗料にもよりますが、一般住宅で広く普及しているシリコン塗料だと長くて15年ほどです。外壁塗装は家の見た目を決めるだけではなく、建築資材を保護する大切な役割があります。劣化を放置したままでは、ひび割れたところから雨水が侵入して資材を腐らせてしまうといった問題が発生するため、早めに塗り替えるのがおすすめです
ただ、塗り替えを行う時期については、おすすめのタイミングや季節によって気をつけておきたいこともあります。
外壁塗装の塗り替え工期は10日から15日ほどです。ただ、それは工事が可能な天候が続いた場合のみで、悪天候の日はお休みになるので必然的に完成まで時間がかかってしまいます。
1年を通して見た場合、3月から5月ごろは比較的気候が安定していることもあって、塗装工事の需要が高まる時期です。雪が残っている北国を除いて繁忙期になるので工賃が値上がりするのがデメリットですが、なるべく早く完了させたい場合にはおすすめの季節になります。
逆に、梅雨の時期から真夏にかけては閑散期になり、業者によっては相場より安く工事を依頼しやすいでしょう。とはいえ、梅雨の長雨や台風といった気候の問題が発生しやすいので、工期が延びやすいというデメリットもあります。
秋、9月から11月ごろも春と同じく外壁塗装の塗り替えに適している時期です。9月に関しては台風を避けての工事になりますが、気候も涼しく空気が乾燥していることから予定通りに進みやすいでしょう。
ただ、業者の繁忙期には1件に割ける人員が減ってしまい、その影響で工期が延びることがありますので、契約の際に確認しておくのがおすすめです。
そして、気をつけておきたいのが冬です。外壁塗装には向いていない時期で、雪が降る地域ではまず行いません。雪のない地域でも結露が発生しやすく、塗料が乾きにくいことから時間がかかります。どうしてもこの時期に工事を依頼したい場合を除いて、避けておいたほうが賢明です。
日本には四季があり、時期による天候や気温、湿度などの変化が顕著です。外壁塗装は天候が安定している時期に行うのがおすすめですが、そうしたタイミングで依頼が増えるのでコストがかかるというデメリットもあります。
また、スムーズな塗り替えには業者の腕も重要です。専門知識や経験が豊富な業者に依頼すると、塗り替えに適している時期も判断しやすくなりますので、まずは気軽に相談してみてください。